波形鋼板ウェブPC橋は、高い信頼性と施工の省力化により、日本全国で実績をあげています。
波形鋼板ウェブPC橋で製作された主要な20橋をご紹介いたします。
実績表はExel形式にて下記からダウンロードしていただけます。
写真はクリックで拡大してご覧いただけます。
新開橋
国内初の実績
本橋は新潟県に架橋された橋長31mのPC単純波形鋼板ウェブ2主箱げた橋です。本橋は、国内で初めて「波形鋼板ウェブ」と「取替え可能な外ケーブル」を使用した橋梁です。
本谷橋
本橋は岐阜県に架かる橋長198.3mのPC3径間連続ラーメン箱げた橋です。中央支間長は97.2mで、完成当時において本構造形式としては世界最長でした。
日見夢大橋
斜張橋およびエクストラドーズド橋
日見夢大橋は、エクストラドーズド橋に波形鋼板ウェブ構造を適用した世界初の橋梁です。また、斜ケーブルの定着部には、鋼製ダイヤフラムを開発し、採用しました。さらに、超大型移動作業車を使用し、6.4mブロックの急速施工を実現しました。
豊田アローズブリッジ
斜張橋およびエクストラドーズド橋
本橋は橋長820mの4径間連続波形鋼板ウェブPC・鋼複合斜張橋です。最大支間長は235mで、波形鋼板ウェブPC橋としては世界最長です。総幅員43.8mを有する上下線一体構造の一面吊り構造は世界最大級です。
荒巻本沢地区橋梁
斜張橋およびエクストラドーズド橋
本橋は宮城県に架橋された橋長111mのPC2径間連続波形鋼板ウェブエクストラドーズド橋です。主塔は独立1本柱の1面吊り形式で、架設工法はくさび式・支柱式支保工併用の場所打ち工法です。
近江大鳥橋(上下線)
斜張橋およびエクストラドーズド橋
本橋は、架橋地の地形の関係から側径間の長い支間割りとなることから、長大支間化と軽量化が可能なPC波形鋼板ウェブエクストラドーズド橋が選定されました。同構造形式としては世界初となる3室箱桁断面、斜材定着部には鋼・コンクリート複合構造が多く採用されています。
村良第二高架橋(上下線)
ストラット構造を用いた橋梁
本橋は静岡県に架橋されたPRC2径間連続波形鋼板ウェブ箱げた橋です。本橋では、暫定2車線断面施工後に拡幅移動作業車による床版の拡幅施工(3車線化)が行われました。
入野高架橋(上下線)
ストラット構造を用いた橋梁
本橋はPRC連続箱げた橋であり、中央部の3径間に波形鋼板ウェブ箱げた橋(最大支間長124.0m)が採用されました。ストラット構造の拡幅部は移動作業車を利用して施工されました。
朝比奈川橋(下り線)
ストラット構造を用いた橋梁
本橋は橋長670.7mのPRC7径間連続ラーメン波形鋼板ウェブ箱げた橋です。中央径間の支間長は150.4mで、桁橋タイプの波形鋼板ウェブPC橋としては、完成当時において最長でした。
谷津川橋(上下線)
ストラット構造を用いた橋梁
本橋は静岡県に架橋されたPRC5径間ストラット付連続波形鋼板ウェブ箱げた橋です。中央支間の支間長は135.0mであり、連続げた形式の波形鋼板ウェブPC橋としては、完成当時において最長でした。
青木川橋
リブ付き床版を用いた橋梁
本橋は、愛知県に架設された橋長622mのPC6径間連続ラーメン波形鋼板ウェブ箱げた橋です。上下線一体(総幅員21.65m)の1室箱げた橋であるため、上床版にはリブ形式が採用されています。
新戸川橋
リブ付き床版を用いた橋梁
本橋は、片側2車線、総幅員22.65mの上下線一体構造が採用されました。本橋では、上床版にリブを設け、張出し床版を長くし、ウェブ間隔を縮小させることにより1室箱げた構造を実現し、主げた自重の軽量化を図っています。
信楽第七橋(上り線)
張出し架設工法の合理化
信楽第七橋では、波形鋼板ウェブを架設材として利用することにより、移動作業車の簡略化を図りました。また、施工が煩雑な上床版にプレキャスト部材を使用することにより、張出し施工サイクルを従来の6割にまで短縮しました。
鬼怒川橋(上下線)
張出し架設工法の合理化
本橋は、16径間連続げた橋で、桁長1006mは完成当時、波形鋼板ウェブPC橋として世界最長でした。本橋は渇水期のみの施工であったため、張出し施工の急速化が必要となり、波形鋼板ウェブを架設材として利用し、上床版をプレキャスト部材を用いて施工するRap-Con工法により施工されました。
杉谷川橋(下り線)
張出し架設工法の合理化
本橋は橋長445mのPC6径間連続ラーメン波形鋼板ウェブ箱げた橋です。本橋は波形鋼板ウェブを有効利用した移動作業車の採用と、下床版にプレキャストPC版を使用することにより、使用材料の削減と工期短縮を図りました。
田場沢川橋(上下線)
張出し架設工法の合理化
本橋はPRC3径間連続ストラット付波形鋼板ウェブ箱げた橋です。本橋は波形鋼板ウェブを架設時に有効利用した張出し架設工法を採用することにより、工期短縮とPC鋼材の削減を実現しました。
銀山御幸橋
押出し架設を用いた橋梁
本橋は秋田県に架橋された橋長210mのPC5径間連続波形鋼板ウェブ箱げた橋です。本橋は主げた断面を手延べげたとしたピロン柱を用いた斜吊り併用押出し工法により架設されました。
桂島高架橋
押出し架設を用いた橋梁
本橋は、地形の関係から押出し架設工法を採用しました。押出し架設時の自重を低減するため、波形鋼板ウェブ構造を採用すると共に、上床版をリブストラット付き構造とし、箱げた幅を低減しています。また、張出し床版は、押出し施工後に施工しました。
曽宇川橋
波形ウェブを用いたTげた橋
本橋は中小規模の橋梁に多く採用されている従来のPCTげたのコンクリートウェブを波形鋼板に置き換えた新技術で、自重軽減効果によりコストの削減や適用支間の拡大が可能な構造形式です。本橋は世界初のプレテンション方式波形鋼板ウェブPCTげた橋として2005年に架橋されました。