波形鋼板ウェブ合成構造研究会

Corrugated Steel-Web Bridge Association

構造形式

箱げた橋

箱げた橋は、波形鋼板ウェブPC橋のなかで最も実績の多い構造形式です。大きな断面力に抵抗できることやPC鋼材を有効に配置できるため、連続げた橋やラーメン橋などの長大橋にも多く採用されています。適用支間長は施工方法によって異なりますが、40~150m程度の支間長を有する橋梁が対象となります。


本谷橋

エクストラドーズド橋

エクストラドーズド橋は、けた橋と斜張橋の中間的な構造形式です。斜張橋に比べて主塔の高さが低くけた高が高いプロポーションであり、活荷重に対して斜材に比べて主げたが抵抗する割合が高い構造です。波形鋼板ウェブPC橋として世界初の実績となった日見夢大橋をはじめ、国内で3橋の実績があります。


日見夢大橋

PC斜張橋

PC斜張橋は、長大橋に適した構造形式であり、支間長200mを超える橋梁もあります。斜材本数を増やすことでけた高を低くすることができるため、大きな桁下空間を確保することが可能です。斜材の配置や主塔の形状など設計の自由度が高いため、景観設計が容易です。国内での波形鋼板ウェブPC橋での実績は豊田アローズブリッジがあります。


豊田アローズブリッジ

プレキャストPCT桁橋

従来のプレキャストPCT桁橋のコンクリートウェブを波形鋼板ウェブに置き換えた構造形式であり、20m~50m程度の支間長を有する中小規模の橋梁に適用されます。波形鋼板ウェブの採用に伴うけた自重の軽減効果により工事費の削減が可能です。世界初の実績となった曽宇川橋をはじめ、国内で5橋の実績があります。


曽宇川橋

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